訓練の必要性

まだ先の話だが、日常生活における意思の疎通がスムーズになった後、必要になるのが訓練（トレーニング）というものだと思う。

人間で言うと中学生や高校生に部活が必要なのと同じくらい大切な事だと考えている。

 

毎日毎日他所のおしっこの臭いを嗅いでいるばかりではエネルギーは発散しきれず、人間のトロい散歩に合わせているだけでは欲求不満が溜まるばかりだからだ。

 

せっかく知能の高いラブラドールと生きる道を選んだのだから、その子の持つ能力の上限を見る努力をしてみてはいかがだろうか。

 

褒めるか叱るか、その時々によるが、叱って良いのは普段食事や散歩の世話している人に限られると思う。

犬にもプライドが有るし、世話してくれる人を認識する知能もあるので、それ以外の人が叱れば犬はその人に近寄らなくなるだけだ。

 

「学術的に証明されつつある「体罰訓練」の効果のよしあし」では褒める訓練の成果が高いとある。

罰を与える訓練は、とても繊細なタイミングが必要である、とも書いてある。

私の知る訓練士の話によると、体罰有りの訓練で仕上げられた犬は大抵５，６歳までしか使えないそうで、その年齢あたりから、犬の小さな反抗もしくは無気力が始まる場合が多いのだそうだ。

 

だが、人間の考える「優しさ」は動物界で言う「弱さ」と紙一重にあり、犬に見透かされる場合も多々有るので、本当に難しい問題である。

 

犬とのコミュニケーションに行き詰まりを感じる時が来たら、私の知る訓練士さんで良ければご紹介します。